SketchUp Freeの始め方【無料で3Dモデリング】

2024年5月9日

Sketchupの概要と始め方

3Dモデリングと言えば専門知識が必要で習得が難しいと思っていませんか?

ここで紹介するSketchUp(スケッチアップ)は、初めての方でも簡単に3Dモデリングを始めることが出来ます。

SketchUpには有料版と無料版があります。

この記事では、無料版であるSketchUpFreeの概要と、始め方を解説します。

こんな方におススメの記事です
  • 3Dモデリングを無料ですぐに始めてみたい。
  • DIYするのでパソコンでシミュレーションしたい。
  • 間取りやインテリアをパソコンでシミュレーションしたい。

SketchUpFreeの概要

  • SketchUpFreeは3Dモデリング入門に最適の無料WEBアプリです。
  • WEBブラウザだけで動作します。アプリケーションのインストールは不要です。
  • 直感的なインターフェースにより短時間で操作を覚えることが出来ます。
  • 3D Warehouseというライブラリから3Dモデルをダウンロードして使えます。
  • クラウド上に10GBの保存容量があります。

SketchUpFreeの動作に必要な環境

インターネット接続必須

SketchUpFreeはWEBブラウザで動作します。
オンラインで使用され、通信速度は10Mbps以上が推奨されています。

パソコンの推奨スペック

仕様最小スペック推奨スペック
CPU2.1GHz以上2.8GHz以上
メモリ4GB8GB以上
HDD空き容量700MB1GB以上
グラフィックビデオメモリ512MBビデオメモリ2GB以上

ブラウザの対応状況

ブラウザ対応状況
Chrome対応
Firefox対応
Edge対応
Safari動作するが非推奨

※ブラウザはいずれも最新版を推奨します。

SketchUpFreeの始め方

SketchUpの無料版、SketchUpFreeの始め方を説明します。

登録から利用開始までかかる時間は約5分程度です。

①公式WEBサイトへアクセス

https://www.sketchup.com/ja-jp

「無料トライアルを開始」で次に進みます。

②プランの選択

個人プロジェクト向けのタブを選択して、SketchUp Freeで開始します。

無料で使用できます。

③アカウントの作成またはサインイン

Sketchupサインアップの画面

Trimbleアカウントを新規作成するか、Google またはAppleIDでサインインできます。

新規登録の場合でも、googleアカウントやAppleアカウントがあればサインインできます。

初めてのサインインは利用規約が表示されます。

SketchUpの開始確認

利用規約に目を通したら、同意しますにチェックを入れ、OKボタンで進みます。

これでSketchUpを開始できます。

スケッチアップはこんなことができます

SketchUpでできることを簡単に紹介します。

3Dモデルが簡単に作れる。保存できる。

3Dモデリングの専門知識がなくても、この様な3Dモデルが簡単に作成できるのがSketchUpの大きな特徴と言えます。

SketchUpで作った3Dモデルの例

入力画面はこのようになっています。

SketchUpの画面

SketchUpは直感的な操作画面で、使い方のヒントなどの入力アシストも豊富に用意されています。

作ったモデルはクラウドストレージへ保存。
または自分のパソコンへダウンロードして他のアプリケーションと連携する事もできます。

間取りやインテリアの検討

当ブログでは間取りやインテリアのシミュレーションにSketchUpを使っています。

簡単な間取り図から、お部屋の3Dモデルを作る様子を見てみましょう。

ここではSketchUpの使用例を紹介します。詳しい操作説明は別記事で紹介します。

間取り図の下書き

まずは間取り図を平面で下書きします。

プッシュプルツールで立体化

プッシュプルツールを使って立体化します。

壁へ穴をあける

壁へ建具を付けるための穴を開けます

建具のモデルをはめ込む

3D Warehouseという3Dライブラリから建具をダウンロードして、開けた穴にはめ込みます

家具や設備の配置

家具やキッチンなども置いてみました。
こちらも3D Warehouseから適当にダウンロードします。

部屋の中に視点を移す

ザックリですがそれっぽい部屋ができました。
3Dモデルに視点を移して、中を歩き回ることもできます。

(関連記事)3DWarehouseで3D素材を無料ダウンロード+便利機能

有料版は更に機能が充実

3Dモデルを作るだけならSketchUpFreeで十分です。
しかし有料版ではアウトラインツールや図面化して印刷など、各種ユーティリティが充実しています。

有料版には次のようなプランがあります。

SketchUp Shop

木工DIYに適したプランです。

主な特徴

  • オンラインストレージ無制限。
  • 3D印刷への対応。
  • スマホで拡張現実(AR)による3Dモデルの仮配置。


SketchUp Pro

プロ仕様の業務用プランです。

主な特徴

  • 3Dモデルを図面化。
  • 豊富なプラグインによる機能拡張。
  • VRヘッドセットの活用。

まとめ

SketchUpFreeの概要と始め方について紹介しました。
SketchUpは他の3Dモデリングソフトに比べて操作が簡単で、初めて3Dモデリングをする人には最適のアプリケーションだと思います。
自由度が高く3Dモデルが豊富なライブラリもあり、当ブログで取り上げている間取りやインテリアのシミュレーションもとてもはかどります。
ご興味があれば皆さんも是非使ってみてください!

(関連記事)【SketchUp Freeの使い方】まずは始める3Dモデリング